喜多川泰の「賢者の書」は人生観を変えるきっかけになる一冊

喜多川泰 「賢者の書」

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どうも、ねんころです。

今回は喜多川泰(きたがわやすし)さんの「賢者の書」について書きました。

ねんころ
賢者といえばドラクエだよね。
ジュニア
すぐ冒険に繋げたがるんだから。

前回の記事では、自身の過去をふりかえりつつ、行動できていなかった自分と重ねながら書いた書評記事でした。

湯澤 剛の「ある日突然40億円の借金を背負うーそれでも人生はなんとかなる。」を読んで学んだ3つのこと

今回紹介するこの本は、この1年間いろいろと行動してみたことで、心により響きました。

この書籍を読んで、今日から行動に反映することで、将来的に以下のメリットが得られると思います。

  • 結果が伴わなくても行動を続けることができるようになる
  • 「なりたい自分」になるために必要な行動ができるようになる
  • 投資の本質がわかる

何度身震いしたのかわからないほど気付きを得られる良書です。

学生時代に出会っていればとも思える本ですが、大人になって読むからこそ理解できる部分も多い書籍となっています。

主人公が出会う少年、その少年が賢者から学んできた数々の教えは僕だけではなく、あなたの人生観をも変えてしまうかもしれません…

あらすじ

つらい学生時代を経て、人生をなんとなく過ごしてきたアレックスは、気付いたら50代になっていました。

満足のいく私生活を送ることができずにもんもんとしていた彼は、思い出したくもないはずの土地にふと訪れ、一人の少年と出会います。

少年の名はサイード。

サイードはみるからに現代のものとは思えない、表紙が木で造られた本「賢者の書」を所持しており、アレックスに近寄りこう言います。

「あなたが最後の賢者ですか?」と…

ここから物語は、サイードが14歳の誕生日を迎える頃に場面が切り替わります。

おじいちゃんの導きにより旅に出ることを決意したサイードは、旅先で様々な賢者と出会い、大切なことを学んでゆくのでした。

僕の心に響いた3つの教え

この書籍では、人生における大切なことがギュっとまとめられています。

そしてその教えを、サイードが旅先で出会う賢者達が示してくれるのです。

どの教えもすべて大切だと思いますが、今回は僕の心にズシンと突き刺さった3つの教えについて述べていきます。

ねんころ
ほんと心に響いた。

行動の結果とどう向き合うかが大切

ある賢者は大きな1枚の絵を「将来の理想」だと例えました。

人が何か行動を起こした際に得られるのは、その1枚の大きな絵ではなく、その絵を完成させるために必要なパズルの1ピースだと言うのです。

たとえば「YouTuber(ユーチューバー)になりたい」という絵を掲げて、何か行動をして、その絵がいきなり手に入るわけではないですよね。

日々の投稿はもちろんのこと、時にはチャンネル登録者が伸び悩んだり、心無いコメントに落ち込んでしまうことあるでしょう。

もしも、投稿という行動に対し結果だけを重視すれば「低評価」は受け入れがたいことだと思います。

しかし、予想より悪い反応だったとき、反応を良くするために動画の編集を工夫したりコメントを真摯に受け止め改善することで、反応の良い投稿を増やしていけるかもしれません。

それに対して、結果を受け入れられなければいつまでもその弱点を克服出来ず、本当に手に入れたい最終的な目標までの道のりを進められなくなってしまいます。

つまり、投稿という1つの行動に対して成功・失敗で表現するならば「失敗」である低評価も、その経験を受け入れて糧にすることで、大きな絵を完成させるパズルの1ピースにすることができるのです。

ヒカキンは最初からヒカキンだった訳ではない

またある賢者は在り方が重要だと述べました。

どんな人間になるのかが大切であり、何者であるかは関係がないというのです。

そして、現代は職業を選択できる自由があるために幸せになれない人が多いと説明します。

YouTuberのヒカキンさんはご存知でしょうか。

多くのYouTuberがいる現在でも、トップを走り続けている方です。

そんなヒカキンさんは、始めからYouTuberを目指していた訳ではありません。

高校生の頃、ハマっていたBeatbox(ビートボックス)について調べている時に見た動画が、たまたまYouTubeだったのです。
一般の人が投稿していることを知り、「自分でもできるのでは?」そう思って始めたそうです。

今では絶対的な支持を受けているヒカキンさんですが、トップになれたことをBuzzFeedのインタビュー記事にて説明しています。

”第一線でやってる期間が長かったから”

文章にすれば一行で終わりますが、期間にすると約13年…。

常に試行錯誤し続け、その結果として今があるんですね。

ねんころ
13年も続られるなんて、好きじゃないとできないよね。

賢者は、どんな人間になるのかが大切であり、何者であるかは関係がないと言いました。

もしヒカキンさんがBeatboxをキッカケにしてYouTubeと出会っていなければ、今のトップYouTuberのヒカキンさんはいなかったかもしれません。

大切なのは、YouTuberになるためにYouTubeを始めた訳ではなく、好きなことを学んでいたらYouTubeと出会ったというその過程です。

今この瞬間も試行錯誤しているヒカキンさんの日々の在り方が、誰もが慕うYouTuberを生み出したのですね。

〜YouTuberの裏側〜
サムネイル撮影 pic.twitter.com/9S4H85bSdY— HIKAKIN😎ヒカキン 【YouTuber】 (@hikakin) September 11, 2019

何者であるかは関係なく、どんな人間で在りたいか

自分の行動を振り返るキッカケになる学びでした。

生きるのに必要な額以上のお金は「ゲームに参加するために」使うようになった

最後に紹介する賢者ティムは投資の本質について教えてくれます。

ティムは、投資の本質が時間であると教えてくれました。

人が共通して持っているものは時間であり、1日24時間。

ティムはその24時間を何に使うかが大切だと主張します。

睡眠時間を例にとると、寝る行為に時間を投資していると考えることができます。

また、株の場合だと株式を購入する行為に時間を投資していることになります。

僕は大切な20代を、お金を簡単に増やせそうなものに使ってきました。

それは株であり、ギャンブルです。

お金を増やそうとして、お金を投じてお金と時間を失ってきました

ねんころ
カネは命より重い。
ジュニア
どっかで聞いたことあるセリフだね。

そんな過去もあり、投資の本質は時間だと賢者に教えてもらったときは、全身に電流が流れたようでした。

投資と思って投じたお金から得られたものは何もなく、それどころか、増やそうと思っていたはずのお金に加え、10年以上の時間までを失ってきたのです。

現在はティムの言う時間への投資をしています。

学生の頃に好きだったピアノやマジックをふたたび始めたのです。

合わせてTwitterやブログ、ブロックチェーンに関するゲームなど、今までやったこともないことに時間を使うようになりました。

そして、時間への投資から得られるものは計りしれないことを実感しています。

僕が時間に投資し始めて約2年になりますが、この期間で既に得られたものを自分なりに振り返ってみました。

  • 毎日が楽しくなってきた
  • Twitterを通じて素敵な友人がたくさんできた
  • お金の価値が相対的に下がった(お金を大切に使うようになった)

時間に投資をして戻ってくるものは、豊かな人生なのだと思います。

僕がこの記事を書いていた時にちょうど、サッカー選手の本田圭佑さんがツイッターにてこのような発信をされていました。

「貯金の重要性は理解しているが、僕は貯金反対で実際に生活費に必要なお金以外は全て消費ではなく投資に使う」
Yahoo!ニュースより引用

たゆまぬ努力を続け、新しいことにどんどん挑戦する本田さんの背景には、このような持論があったのですね。

賢者の書と出会えたのも、自分の知識や経験を得ることに時間を割くようになったからだと思います。

まとめ

「一冊の本との出会いで人生は変わる」著者:喜多川泰さんは人生において、そんな素晴らしい本との出会いを何度も経験されてきたようです。

そしてあとがきにて、本書が読んだ方の人生を変える…とまではいかなくても、読んだ方の何かが変わるきっかけになることを願って執筆したと述べられています。

この本は僕の人生観を変えました

ぜひ、手にとって読んでみてください。

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